Youtuberの機材関係における瀬戸弘司の影響はめちゃくちゃデカいという話

 全国170万の瀬戸弘司ファンの一人、たきれんです。

最近瀬戸弘司さんの動画の更新頻度が上がってて嬉しさと心配が半々になってきている人が多いんじゃないでしょうか。

少し前、サンフランシスコ在住のガジェット系YouTuber…というかVlogerと表記したほうが正しいかもしれませんが、drikinさんとの対談を経て、瀬戸弘司の動画スタイルに大きな転機が訪れましたよね。

Vlogの雰囲気と、瀬戸弘司特有の編集がうまくマッチしたスタイルになるのに1週間足らずで到達し始めるとは視聴者の誰もが予想していなかったかもしれませんが、これまでの編集怪物スタイルから少しずつ変わり始めてるってことです。



今日はその話じゃなくて、drikinさんも言っていた「Youtuberにおける瀬戸弘司の影響力」という点のお話です。

よく言われる話ですが、瀬戸弘司の動画の特徴の一つに異様なまでの機材へのこだわりがあるんですよね。

映像は一眼レフ、そしてマイクはゼンハイザーのMKE-600、このマイクそこまで安くはないコンデンサーマイクです。その結果、映像はめちゃくちゃ綺麗、音もめちゃくちゃいいという、なんでアラフォーのおじさんをこんな高品質で見てるんだと視聴者はたまに戸惑うわけですが()

余談ですが、最近映像に関する仕事に参加していたのですが、そこでもマイクはMKE-600を使っていて、担当者いわく「瀬戸弘司の比較レビュー見て決めたわ」というぐらい、アマチュアでの映像関係者でも瀬戸弘司の機材を選べばあまりミスはない、という認識があったりします。

話を戻して、今の時代は日本の多くのYoutuberが1眼レフを用いて動画撮影を行っているのですが、その流れはどこからかというと、間違いなく瀬戸弘司の影響なわけです。

瀬戸さんの一眼撮影歴と言えば

・EOS Kiss X4

・EOS 60D

・EOS 70D

・EOS C100M2

・GH4

・GH5/5S

という順でメインの撮影機材が変わってきたのですが、瀬戸さんがYoutuberとしてトップ層、それこそHIKAKINの次は瀬戸弘司だ!なんて言われた時代といえばEOS 60D、70D時代です。

この頃は撮影機材としてメジャーなのは断然ビデオカメラです。そっちの方が安いし。

しかし、70Dで撮影された映像の綺麗さにより、他のYoutuberも「瀬戸弘司と同じ機材を導入すれば…」と、一気に一眼に変わっていった気がするんですよね。

はじめしゃちょーも、結構早い段階でEOS 70Dに変わったはずですし、多くのトップ層のYoutuberが一眼レフでの撮影というスタイルになっています。

その中でEOS70Dユーザーがかなり増えてたと思います。

業務用ビデオカメラ使ってる人も全然いない気がしますしね。そういえば瀬戸さんも業務用のカメラでXA-25持ってましたね。あれカメラハンドル壊れやすいらしいですね、余談ですが()

しかし、その後瀬戸弘司が選んだカメラはGH4。

GH4にどれぐらい移行した人がいたかは分からないですが、重要なのはその次、GH5です。

当然瀬戸弘司はGH5を購入し、移行することを明言していましたが、あのHIKAKINまでもがGH5を導入。

その結果、多くのYoutuberや新たにYoutuberになろうという人達がGH5を購入していくことに。

drikinさんも指摘していましたが、このYouTuberが一眼レフで撮影するというスタイルを主流にしたのはまさに瀬戸弘司なんですよね。

さらに、Youtuberの大半が使っているあるものも瀬戸瀬戸弘司が基準にしてしまったものがあります。

それが「Adobe PremierePro」です。

このソフト、CS6までの買い切り時代でもかなり高級なソフトでしたし、今のCCや単体でのサブスクリプションでもいいお値段がします。

また、今は違いますが業界標準で使われていた業務用の色が強かったソフトを、ただのYoutuberと言っては言い方が失礼ですが、プロの映像作家でもない人たちが一気に使うようになったのも、瀬戸弘司の影響がかなり大きいと思います。

瀬戸弘司が使っているPremiereProを使えば、頑張ればあんな凝りに凝った編集だって可能だ…、それを使っていれば安心だ…という風に、Premiereを使う人が一気に増えたのでしょう。

ちなみに日本におけるYoutuberの使用するソフトはPremierePro、AviUtl、FinalCutの3つが多い気がしますけど、AviUtlのような無料の編集ソフトを使ってるYoutuberでも人気が上がったりするとPremiereProに移行するパターンが多い気がします。

そんなYoutuberの機材基準ともいえる瀬戸弘司ですが、なんと次はSonyのαへと移行するんですよね。

さすがにα7SIIIなんて買える人は非常に限られますが、最近はα5の噂もありますし、α6000シリーズならまだ手が出せないことは無い金額です。

またSonyはここにきてZV-1というカメラも売り出したりしています。

これはこれから機材を追加するYoutuberや、新たに始めようとする人たちは一気にSonyに移行するんじゃないでしょうか。

瀬戸弘司だけじゃなくカズさんも同様にα7SIIIの購入を発表していますし、機材選びである意味基準になっている人と同等、または同メーカー買っておけば安心というのはあると思います。

そして、瀬戸弘司はもう一つ大きな変更を迎えようとしていて、それが「Davinciへの移行」です。

DavinciResolveは言わずと知れたBlackMagicDesign社の開発する編集ソフトですが、通常版は無料というのもかなり強いポイントであります。

Davinciはカラグレにおいて非常に強いシェアを持っている他、FusionというCGに特化したシステムを持っていたりと、近年急速にプロの業務環境でもシェアが高まっています。

また、PremiereがCPUパワーを重視する古い構造なのに対して、DavinciはGPUのパワーをフルで用いるという新しい構造であるため、編集における快適さも性能をフルで用いれるDavinciの方が上がってきています。

そして、10bitのカラー深度や、共有ワークフロー、6K、8K画質、放送業界で用いられる業務向け製品で使われる拡張子の動画ファイルを用いるような本当にプロ向けの用途の場合は有料版でないと編集できないのですが、その有料版も1ライセンスで3万程度です。

これは映画業界での標準ともいえるエディウスはもっと高いですし、FinalCutももう少し高いです。

Premiereは言わずもがな買い切りではなくなったので単純比較をできませんが、Davinciよりももっと高いですね。

これ、瀬戸弘司がDavinciに移行することがあれば、日本におけるYoutuberの編集ソフトの派閥も一気に動くんじゃないでしょうか。

Youtuberが扱う動画ではまあ無料版で十分ですし、Davinciブーム、来るんじゃないですかねぇ

と、瀬戸さんの持つ影響力について話そうとしたら、Davinciの話も結構書いちゃいましたが、今年、瀬戸弘司の動画が大きく変わると同時に、色んなYoutuberの環境にもまた影響を与えていくかもしれません。

瀬戸さんのチャンネル登録者数自体は170万程度と多い分類の中では少し控えめの登録者数で落ち着いた感はありますが、視聴者だけでなく、他のクリエイターへと大きく影響を与える「YoutuberのYoutuber」になりつつある…というかそうなっていましたね。

その瀬戸弘司はジェットダイスケに影響を受けているのですし、あの世代(言い方)はほぼ全員「ジェットさん!!」でしたし、今もやっぱり「ジェットさん!!」という感じですが、これからはその位置に「瀬戸さん!!」ってなっていくんでしょう。

しかし、あの瀬戸さんが遂にPremiereから離れる可能性が出てくるとは…

Premiereの設計の話もdrikinさんの対談動画でかなり話されていますが、設計が古い上に積み重ね続けることによる不具合っていうのは防げないわけで、だからMicrosoftも一度Windowsではない新たなOSを作ろうとしてとん挫、Vistaからの作り直しを目指したわけですが。

何が言いたいかというと、瀬戸弘司の動向に注目です、というお話でした。

ファンとしてこれからの活動も楽しみです。

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