梅田で5Gを少しだけ体験してきまして

5G契約に少しだけ心を惹かれつつあります、たきれんです。

先々週ぐらいに梅田に行く用事がありまして、その時にdocomoグランフロント梅田店に行って、少しだけ5Gを体験してきました。

現在は新型コロナウイルスの影響で休業中で体験しに行くことはできません。

大阪は5Gの体験が可能な店舗もスポットも非常に少ないんですよね…

5Gのレポートなんて大量に出ていることでしょうけど、今回はその中で「docomoが5G体験」として提供しているものの理由といったものを書いていこうと思います。

・docomoで出来る主な5G体験
-新体感ライブ
-タテヨコ動画
-5Gでのスピードテストやブラウジング
-Magic Leap 1(コロナウイルスの影響で展示のみ)

といった感じで、ぶっちゃけ速度が向上した以外は一般の人には伝わりにくい5Gという技術をいかにして紹介するかという点で、試行錯誤している、といった感じでした。

・新体感ライブ
Docomoのサービスとして新体感ライブはもともとあるサービスですが、どうしてこれをまたプッシュしているか、ということを聞いてみました。

たきれん(以下、た)「もともとあるサービスをどうして新たなサービスかのように紹介されているのですか?」

店員さん(以下、店)「新体感ライブは既存のサービスですが、5Gでプッシュしているのがマルチアングルです。」

た「確かに、通常のライブのカメラワークとは別にマルチアングルというのもありましたが、5Gで何が変わるのでしょうか?」

店「マルチアングル、仮に6個のカメラで写していたとして、既存の4Gでは帯域の都合などでどうしても6個の映像を同時に見るとなると画質を落とす必要があったが、5Gでは6個の映像を高画質のまま送ることができるようになります。」

た「たしかに、マルチアングルではそれぞれの画質はかなり落とした状態でしか視聴ができませんでしたね。」

店「また、アングルの切り替え時も読み込みがいちいち行われるのではなく、裏でも同時に映像が流れているので、特定のアングルに切り替えるときもスムーズに切り替えることができます。」

た「スポーツの中継でも使用を想定している、というようなニュースを見たことがありますが、それも5Gを使うことでマルチアングルでの放送を実現できるということですか?」



店「そのように考えてもらって大丈夫です。」

一応話の内容はこんな感じでした。

自分も一度、サカナクションのライブが新体感ライブで配信されるということでサービスを利用したことがあるのですが、確かにマルチアングルでの視聴はWiFiでもかなり画質が悪かった記憶があります(一応下りは200Mbpsぐらいの回線ですが)。というかそもそも高画質に設定する項目が無かったのですよね。

5Gでは大容量化によって、固定回線が無かろうと、複数のアングルの映像を高画質のまま配信することが可能になると期待されています。

Docomoも5Gスマートフォンとして取り扱うLGの「V60 ThinQ」は2画面の構成という特殊なスマートフォンですが、この端末なら、上画面は特定のアングルを大きく、下画面では他のアングルを小さく複数表示できる、みたいな鑑賞方法ができるかもしれません。

ちなみに、店頭などでテスト用に視聴できるのはSilentSirenのライブ映像です。

新体感ライブもメインはアイドル系が増えるということを見越して、って感じのこともおっしゃってました。

・タテヨコ動画
東京事変の名曲「能動的3分間」のPVにアニメーションが融合する、みたいな触れ込みでCMが流れたりしていましたが、これもイマイチ何が目的か分からない機能だなと感じていました。

これについてもまた店員さんに聞いてみました。

た「タテヨコ動画って、縦横切り替えたら動画が変わる…というモノですけど、どういうところで使うものですか?」

店「これも「タテヨコ動画」自体が機能として目玉ではなく、マルチアングル同様に5Gおの大容量化のアピールの為とみてもらえれば良いかと。」

た「縦横で切り替えたときにシームレスに動画が切り替わる…これも後ろで高画質で動画を流していても、帯域が足りるっていうことでしょうか?」

店「その通りですね。4Gでは高画質の映像を二本同時に受信するのは難しい点がありますが、5Gではそれが可能になる、という紹介になります。」

ということで、自分と同じく「タテヨコ動画」の意味が分からない人もいたとは思いますけど、説明によるとこれも大容量化の技術デモ、みたいな感じの見方でよさそうです。

流石に、画面の縦横を切り替えて違う映像を観れるよー、というものに画期的!って思う人はいないでしょうし、ここで重要なのは「裏で同時に動画を再生する」ことで「読み込みをすることなく」映像を切り替えれる、それを5Gでは可能だよっていう紹介です。

・ブラウジングやスピードテスト
↑これは梅田でテストした4Gの速度
これはですね…そもそも大阪は4Gの回線速度が結構速い上に、人が結構少ない、お昼と若干時間を外したっていうこともあって「4Gと違って5G速‼️」みたいなのは出来ませんでした()



確かにページの読み込みが早かったですし、docomoのスピードテストアプリではS20で5G接続で下り1Gbps越えていました。上りも100Mbpsと十分早いのですが、今はまだ期待通りには行かない感じです。

規格制定時の目標としては10Gbpsが要求される理論値として設定されていたり、TDDという手法が用いられることで上りの帯域が4Gよりも大きく割り当てることも可能になっていくので、上りの速度も一気に上昇していくことでしょう。

そもそもまだSub-6しか使われていないので、真の力が発揮されるのはミリ波が飛び始めてからですかね。
AQUOSは5G接続でもなぜか若干遅かったです...電波の飛び方がどれだけ局所的か、って感じでしょうか。


・Magic Leap 1
これが一番謎多きデバイスとして存在していますが、そもそもxRデバイスとは?VRやMRとの違いは??と色々気になるところではありますけど、残念ながら新型コロナウイルスの影響で、人が装着するデバイスということもあり、体験することはできませんでした。

大阪ではグランフロントにしか置いていないですし、これから先も他の店舗に置くとはあまり考えづらいので、次梅田に来る時まで体験はお預け、って感じですね。

一応docomoの5GのCMではVRアートを二人で共同で作る様子が放送されていますが、これは5Gの低遅延、大容量の2つの特性によって実現される技術ですね。理論値として遅延も1msというのが5Gの性能を語る上でよく言われることですが、ベストエフォートなんて基本出ませんし、1msなんて超低遅延はなかなか達成することはないとしても、4Gでは考えられなかったような遅延の短縮は達成されるのでしょう。

別CMでは佐藤健さんがビデオ通話で全員とセッション(?)する様子もありますけど、あれもビデオの送信、各自の受信、各自の映像の送信、それらの受信とどうしても大きくなっていく遅延がほぼゼロにできる、というアピールですしね。

まだ日本に来ていないですけどGooglr Stadiaや、ソフトバンクが提供するGeforce Nowのようなクラウドゲーミングも5Gの普及で遅延が小さくなっていくことを見越して、このタイミングから一気にスタートしてると思われますしね。

かなり話の趣旨が変わっちゃいましたけど、一応この記事はdocomoのグランフロント梅田店で5Gを体験した、という話でした。

今は体験に行けないですけど、収束した頃に梅田に行ける時は5Gスマホも出揃っているはずですし、エリアもスポットからエリアに変更になっていくはずなので5Gの力ももう少し見えてくるはずです。

5Gを使うにもそもそも端末代がかなり高いという問題点はあるので、そうそう気軽に跳びつけるものでも無いので悩ましい限り。

以上、5Gを体験してきたレポートでした。

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